【工事内容】寝室のリモデル 【施工年月】2009年7月 【工期】14日 【施工費用】約250万円
【住居形態】木造2F・戸建 【築年数】10年 【リフォーム面積】35u 【家族構成】夫婦+子供1人
南側和室
北側洋室
猫くぐり戸
<プラン図>
<ワーキングカウンター納まり>
<収納プラン図>
築10年
夫婦お互いの時間を干渉しない様にという事で、南北に分けて別々の寝室を設えました。
しかし北部屋というのは思っていたより過ごし辛く、子供の成長と共に物も増え物置へと変わり、南側の和室が夫婦の寝室になってしまいました。
しかし狭いのと、就寝のリズムも違うため、不便や不満を色々と感じています。
いずれは北部屋の整備も必要で、ライフスタイルも以前より変わって来ている事から、より住みやすくして頂きたく、工事をお願いしました。
2室を一空間にする事で、スペースにゆとりを持たせました。
ゆとりのあるスペースは空間デザインを有効にするばかりでなく、物干への家事動線、いずれ迎える老後で介護への可能性も配慮しています。
しかし一番ご提案したかったのが、夫婦が空間を共にする事で得られる「安心感」です。
今回はお互いの時間という事も考慮しました。
閉鎖感のない形でエリアを分け、趣味のスペースは「遠」、就寝スペースは「近」、スペースに距離感を設ける事で、自分の時間を楽しむ、安心感を得る、といった空間の造り方をご提案させて頂きました。
床材は樹脂と木材を融合して作られた新材料!原料はリサイクルPPと木材の製材屑を使ったリサイクル製品です。
木部の塗装は100%天然素材のオイル※1を使用し、環境汚染に配慮しました。もちろん、人にもやさしい天然の材料です。
※1 今回はリボスというメーカーの天然素材塗料を使用しました。
リボスはドイツの自然塗料メーカーで、驚く事にリボスの塗料は食品基準を満たしており、人や環境にやさしい塗料造りにこだわりがあるようです。
広々と明るい寝室、夜も吹き抜けからのライトアップで良い雰囲気です。
趣味や読書で夜更ししても迷惑掛けないし、時には今日の出来事や子供の事を話したりして「自分」「夫婦」、それぞれ有意義に時間を過ごす機会が増えたように思います。
ベッドのバックボードには竹久夢二の「豆」という壁紙を色違いで貼って頂きました。
趣味のスペースには好みの壁紙や照明、そして大きなワーキングカウンターを造付けて頂いたりと、思いが形になってすごく感激してます。